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ダイエットと認知行動療法-No,1 2008/10/31


今までのコラムでは認知行動療法とはどのようなものかを大まかに記述してみました。
さて、これからは認知行動療法とダイエットについて少しまとめてみたいと思います。

その前に、筆者が当相談室を開設してから今年で10年の月日が経過しました。この章からはその間のケース経験に基づく教科書では得られなかった筆者なりの見解も含めて記述してみたいと思います。 

先ず、「あなたは、何故痩せたいのですか?」という質問をしてみたところ、クライアントの方々からは様々な回答がありました。


「何故痩せたいのですか?」簡単にまとめると

1.痩せて綺麗になりたい。

2.体つきに不満があるから。

3.失恋して太っている自分が嫌になった。

4.恋人が出来たから綺麗になりたい。

5.体重がどんどん増えるから不安になった。

6.子供の頃から太っているから痩せてみたい。

7.何事もうまくいかないのは太っているせい。

8.この体さえ何とかなれば。

9.自己流ダイエットで何度も失敗。

10. リバウンドを繰り返している。

11. 友人がダイエットに成功したから自分も。

12. 人に「太ったね!」と、言われたから。

13. 太っている自分が好きになれない。

14. 部分的に痩せたい=プロポーションを自分の思いに叶えたい。

15. いつまでも若く、健康でいたいから。

16. 血糖値が高く医師から痩せるように言われた。

17. 糖尿病が心配(検査数値に★印がついた)

18. 膝関節症で痛みが激しく、医師に痩せるように言われた。

19. コレステロールや中性脂肪などの値が高くなり動脈硬化が心配。

20. 乳癌や子宮癌を経験して、医師に肥満に気をつけるように言われた。

21. お腹が出てきて格好悪い、メタボも心配。




など、実に様々です。さらに、これらのケースを分析すると、


@ 背景に心理的問題を抱えた痩せ願望や超痩せ願望タイプ

A 病気を意識して痩せなくてはならないと考えるタイプ(検査数値に★印)
  (積極派と消極派がある)

B わかっているが行動に移せないタイプ
  (病気の悪化から何度も医師から助言されているにもかかわらず実行できない)

C 病気を経験して切に健康の大切さを感じて体重をコントロールしているタイプ



これらの分析から、ダイエットは人によりそれぞれに目的と認知の違いがあることがわかります。
また、痩せたい背景には様々な心理的葛藤を抱えている場合も見受けられます。ケースは個々に違い、抱えている問題も様々です。

単に痩せることが目的ではなく、あなたにとって何故ダイエットが必要なのか、どんなダイエット法を実行すべきか、又、自己流で繰り返すダイエットの失敗や生涯続く痩せ願望などは何が問題であるか、その糸口にピンポイントを当てて取り組まなくては問題の解決にはならないでしょう。

それらの糸口を知るためにカウンセリングは不可欠なのです。
認知行動療法による歪んだ認知を変えることはうつ病やその他の心の病気だけではなく、ダイエットでも重要な役割を果たすのです。

たかがダイエットと軽く侮るとその結果に及ぼす重大なつけに数倍も苦しむことになり兼ねません。







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